雑誌広告2024_05
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す。2010年に日経BP広告大賞をいただき、「Mar keting Awards」と名前が変わってからは2019年にグランプリ、2021年に金賞、2022年にグランプリを受賞し、2024年も金賞をいただきました。今年の受賞作は、もともと展示会の集客動画として作ったものを、特設サイトや雑誌広告にも展開した形です。グループサウンズ風の動画に合わせ、昔のレコード盤のジャケットみたいに仕立てましょうとデザイナーさんと相談して決めました。 昨年、展示会に来場してくださった方にアンケートを取ると、製品認知がまだまだ低かった。知る人ぞ知る世界から、関係のある人は名前くらい聞いたことがある、というところまで何とかいけないかなというのが今の目標ではあります。『日経ものづくり』から毎月読者レポートをいただきますが、広告が良かった悪かったというコメント内容ではなく、コメント数をどれだけいただけたかを大事にしています。なかでも精読率を重視しており、弊社の場合いつもは40%〜50%くらいですが、以前、ホイチョイ・プロダクションズさんに制作していただいた広告(2019年の受賞作)のときには、90%を超えていました。最後まで読んだという人が9割だったということですから、反響の大きさを実感しました。 雑誌の良さとして、手に取って読むという安心感がまだまだあります。これから部数は減っていくかもしれませんが、そういう意味では、雑誌は残っていくものだと思います。広告宣伝に関しては弊社の会長からまだ「道半ば」と言われておりますので、今後も力のある雑誌広告をつくっていきたいと考えています。CASE第10回(2024)日経BP Marketing Awards金賞「ザ・ヘイシンズ モーノポンプが叶えます」インタビュー: 四方田 隆2兵神装備株式会社企画・管理部SP企画グループグループ長渡邉 誠氏 弊社は産業用ポンプとディスペンサーを製造・販売する機械メーカーです。社名の「兵神装備」は、1968年に兵庫県神戸市で創業したこと、当時の事業が舶用機械中心だったことから、地名と舶用機械メーカーの呼び名である「装備」を組み合わせたものです。主力製品の「モーノポンプ」は国内ではマイナーな「一軸偏心ねじポンプ」に分類され、低粘度液から高粘度液まで脈動なく移送できるという特長により、もともと船の底に溜まる泥のようなオイルスラッジを吸い上げる用途で使っていただいていました。そこから発展して味噌、醤油などの食品、上下水道、自動車、電機、電池など、現在ではさまざまな業界で活躍しています。 雑誌広告は、『日経ものづくり』の前身である『日経メカニカル』(日経BP)から、20年以上に亘って出稿してきました。近年では、表2見開き広告を年間11回以上出稿しています。弊社の社名や製品名は、一般的には知られていません。モーノポンプの応用製品である「モーノディスペンサー」を発売した当初、大手の自動車メーカーがターゲットでしたが、性能試験などで現場の方々に実力を認めていただいても、決裁権のある上の方は、聞いたことがない会社の聞いたこともない製品には、なかなかハンコを押してくださらない。そこで、日本のものづくりのトップメーカーの皆さんが、特にマネージメント層の方が多く読んでいらっしゃる『日経ものづくり』に広告を出稿することにしました。販売先を広げていくうえで、「ちゃんとした会社の、間違いのない製品だ」というイメージを持っていただきたいというのが、広告の目的でした。 広告表現は、基本的には毎号新しいものを制作しようという方針でplus22コメント数をどれだけいただけたか、なかでも精読率を重視最前線最前線最前線最前線最前線+++++

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