雑誌広告2025_02
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新たな視聴者、読者が加わり、ヒルミルマガジンならではのコラボができたのではと思います。 視聴者層を分析してみると、当初は雑誌読者と同程度の年齢層を想定していたのですが、意外に40代以上の方々が多く、また『BRU TUS』さんの視聴者も女性の割合が多いなど、本来の雑誌読者と別の層に広がっています。雑誌にとっても新規顧客の獲得になっているのではないでしょうか。今後は、ヒルミルマガジンをお昼に見るものとして定着させ、フレームやネーミングをさらに広く浸透させていきたいですね」画にすることで新たな魅力が発見でき、23万回以上の再生回数となりました。『BRUTUS』のSNSチームには、『再生数をもっと上げたいから、縦型動画の出すタイミングを工夫したり、冒頭にインパクトのあるショートをつくりたい』など、自ら結果を求めて改善していく意識が芽生えています。第3弾からは『クロワッサン』の参画も決定。我々が目指していた女性誌での動画制作のきっかけにもなり、本当に感謝しています」と話す。 鈴木さんとともに業務を担当する小林由佳さんは、語る。 「『BRUTUS』さんは雑誌の世界観そのままに音をプラスすることで、雑誌読者が動画の視聴者になってくださいました。また『東京カレンダー』さんでは、元元動画を見ていた方に加え、芸人さんを起用することでよね」というリアルな人物描写が視聴者の共感を呼び、ヒルミルマガジンにつながったという。 同社の大きな特徴が、すべて社内で動画を制作していることだ。プロデューサーの昌まさ保やす博之さんがネタ探しから脚本、ディレクション、プロデュースまでを担当。コンテンツ企画制作部動画制作チームの佐藤慶治さんと編集者の3人で、ヒルミルマガジンも含めて月に4〜5本の動画を制作しているというから驚く。 「動画を始めたきっかけは、新しいユーザーを増やすには、紙媒体だけでなく、WebやSNSも含めて動画が必要だと痛感したからです。当時、『東京カレンダー』ではWeb小説が人気で、映像にしなければもったいない、とある監督にお願いにいったら、制作費が非常に高かった。自分も動画が好きで、以前から手がけてき、より多くの方に弊社のコンテンツを届けられるのではと考え、喜んで参画させていただきました。ヒルミルマガジンでは、『東京カレンダー』の世界観を大切に、美食を通じた男女のストーリーをドラマ仕立てでお届けしています」と話す。 月刊誌『東京カレンダー』は、「あなたの手帳を、素敵な予定で埋めたい」というコンセプトで創刊。20年以上に亘って、一貫して体験価値の訴求を続けてきた。同誌のコンテンツである「美食」に関しても、単なるカタログ情報ではなく、そこに集まる「人」やシェフの人間性や思いなどにもフォーカス。そこから生まれるストーリーテリングには定評がある。2017年3月からは、雑誌の世界観を動画でも配信。「港区おじさん」というタイトルで展開されたショートドラマは約3年半で123話を配信、映画も制作するなどの成果を達成。その後、今回の前身ともいえる『東京モンスター図鑑』を配信。「こういう人いるで人気の佐藤ミケーラ倭子さんを起用。港区や丸の内などのオシャレな飲食店を舞台に、コメディタッチのコンテンツが人気を博している。 ブランドソリューション事業部の石岡優華さんは「弊社は以前から動画のオリジナルコンテ 「ヒルミルマガジン」第2弾から参画、第3弾も続投しているのが『東京カレンダー』だ。「東京グルメ図鑑」のタイトルで展開される動画には、YouTubeやSNSンツに力を入れていました。特に、ストーリー仕立てのコンテンツには、2018年ころから先駆けて手がけていました。今回、KDDIさんからお声かけいただ雑誌の世界観を動画で提供『東京カレンダー』*  *  *KDDIマーケティング本部小林由佳氏東京カレンダーブランドソリューション事業部石岡優華氏活字もイイけど動画もね!!5

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