なだけに引き合いも多いという。 現在ではWeb広告を多く扱う同社が、会報誌の郵送という紙媒体にこだわる理由は何だろうか。 その一つが、オーナーの所在確認を兼ねている点だ。登録住所へ郵送して受け取られることで、物件に紐づいたオーナーの在・不在が確認できる。オーナーの変更などで戻ってきた場合は、地元のミサワホームのディーラーが確認していく体制ができているという。 二つ目が、オーナーとの関係性の継続だ。住宅建築後に控えるリフォーム需要などに対し、長く関係性をキープすることで顧客生涯価値の向上につなげるのも目的の一つとなっている。 今後の展開について、久保氏に伺った。 「経費の観点などから考えると、オーナーさんの所在を確認する方法が他にあれば、いずれはWebに移行したいとは思っています。会報誌郵送によるメリットとはてミサワホームで建築した物件を買い取り、〝ミサワブランド〟らしさを備えた物件にリノベーションするビジネスモデルの紹介など、最近のミサワホームの商品の紹介などにも役立っています。一方、『らいさぽ』で人気があるのは、換気フィルターなどのメンテナンス商材です。他ではあまり売っていないことからの利便性、価格優位性があることも好評です」 会報誌でありながら、他社の純広があるのも同誌の特徴だ。メディアエムジーが一般広告代理店となったのを契機にスペースを設けたもので、TOTOなどの住宅機器メーカーを中心としたラインナップで、リフォームを考えている読者への情報発信に役立っているという。 冊子とともに、チラシの同梱サービスを提供しているのも広告代理店業務の一つだ。 チラシは、発送エリアなどによって、入れる・入れないをセグメントできるのが強み。ターゲットが明確載されており、人気となっている。 「もともと『らいさぽ』は別冊として同梱していたのですが、利便性や経費削減の意味もあり、1冊にまとめる形となりました。『ミサワオーナーズマガジン』の内容としては、住まいのお手入れやリフォームなど、暮らしを豊かにする情報がメインになっています。大きな地震があれば地震対策、防犯など、時流に合わせた内容のほか、リフォーム事例も人気があります。特に関心が高いのは、いわゆる〝出口〟、相続関係ですね。新興住宅地で同時期にリフォーム時期を迎えた場合でも、ミサワホームの物件なら高く売れるという事例や、買取再販といっただ、紙ならではの魅力があるのも事実。その一つが開封率の高さです。Webの場合は、メーリングリストなどで新しいマガジン発行のお知らせなどをしても、閲覧数にはなかなか結び付きません。それに対し、郵送であれば、基本的に開封してくれる確率が高い。それを示すのが、送付後のWeb上でのアクション数増加です。掲載商品はWebでも購入できますが、マガジンの送付後に、Webでの売り上げが確実にアップします。また、オーナー登録の更新に関しても、マガジン送付後に手続き数値が上がります。アクションはWeb上でするにせよ、マガジン到達時に関連してアクションしていただいているわけです。また、保存性も大きな魅力です。『らいさぽ』の意義からしても、手元に置いて繰り返し見られる優位性は紙ならではのものだと思います。そうした紙媒体ならではの存在意義がある限り、紙媒体での発信を今後も続けていく価値があると考えています」右開きの『ミサワオーナーズマガジン』と左開きの『らいさぽ』が1冊になった“両A面”の冊子。時流に合わせた特集や、メンテナンス商材の紹介など多彩な内容7
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