雑誌広告_06
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 『Popteen』さんとモデルのオーディション企画を始めたのは2016年12月。私たちはライブ配信のイベンターですから、配信者が増えないとサービスが成立しません。『Popteen』さんとご一緒することで、モデル志望の女の子たちがライブ配信に興味を持ち、彼女たちを応援する女性視聴者も獲得したい意図がありました。結果は初回から多くの配信者に参加してもらえただけでなく、“ギフティング”(配信者へ視聴者が有料アイテムをプレゼントするシステム)も好調で、ビジネス的にも成果を出せました。 また、当時の『さんにとっても、藤田ニコルさんがTwクしたこともあり、「次の才能は新しいメディアから」という予感があったそうでitterからブレイPopteen』紙媒体とデジタルは共存可能という確信﹁Popteen芸能部﹂の 入部オーディションクライアントだけに動画広告を提供していました。しかし、YouTubeチャンネルの認知度が上がったことに加え、動画に広告を出したいというニーズが増えていることもあり、今は動画単体でも広告販売をしています。価格も雑誌のページと同じ単価です。クライアントの要求に合わせて誌面、動画、SNSと臨機応変に広告営業ができるようになりました。従来にはなかった新しい取り組みも出てきており、最近ではライブ配信のラボレーションを行っています。レギュラーモデルになれる権利を競うオーディション企画のスポンサーになっていただき、現在は組を配信したり、誌面で活動報告を行ったりと、総合的なコラボレーションをさせていただいています」 そして、YouTubeチャンネルが成功したことで何より大きかった〝効果〟は、雑誌のブランド力が向上しるPopteen』でした。雑誌たことだろう。塚谷編集長はこれまでの成果を踏まえ、「紙とデジタルは共存可能です」と断言する。 「動画を本格的に始める前は、『○○ちゃんが出ていそのものより人気モデルの名前が前に出ていたんです。でも、動画によってモデルのキャラクターを知ってもらう機会が増えたことで、数人の人気モデルだけが目立つということがなくなりました。むしろ今は〝箱推し〟(個人ではなく全体を支持すること)の読者が増えています。『○○ちゃん』と認識されるんです。『うブランドを応援してくれる読者が増えたことで、今はどんなタイプのモデルであってもブレイクさせることができるし、雑誌を売ることはできるという自信を持っています」『Popteen』の編集作業と『Popteen』だけを担当すところにあります。そこを動画でも引き出すためには、動画制作チームに並走してもらい、彼女たちの個性を把握してもらわないといけない。社内に動画部門を作ると他誌もやることになり、ることができなくなるので、専属のようなかたちで関わってもらうようにしたんです」(塚谷氏) その『Popteen』らしさを動画においても保つためのこだわりが、視聴者の支持につながっている。 「動画は雑誌から離れてしまった10代に『Popteen』を知ってもらうための入り口です。だから、動画がつまらなかったら雑誌もつまらないと思われる。動画を雑誌のオマケにせず、同じテンションで作り続けることが何よりも重要だと考えています」(尾崎氏)動画を雑誌への入り口にする。そのための仕掛けにも『Popteen』は工夫がある。雑誌に毎号ある読者アンケートだ。 「『Popteen』はアンケートでモデルの人気投票を行っており、そのランキングで誌面での扱いが決まります。そうすることで動画やSNSからモデルのファンになった子が、彼女たちを応援するために雑誌を買い、結果が気になるから次号も継続して読むようになる。モデルたちも動画やSNSにも本気で取り組んでくれる。実際、今よりも部数が多かった頃よりアンケートの回収率は良く、読者の熱量は高まっていると感じます。『もう10代に雑誌は売れない』と言われますが、毎月手に取る習慣さえつければ、読者は必ず戻ってきてくれるんです」(塚谷氏)今や「PopteenTV」は   4るための施策という位置づを抱え、動画への広告出稿の依頼も増している。角川春樹事務所広告宣伝部の今井健太氏が語る。 「動画はあくまで雑誌を売けだったので、以前は雑誌に広告を出していただける『SHOWROOM』さんとコ『SHOWROOM』さんで番『Popteen芸能部』としてPopteenのPopteen』とい株式会社角川春樹事務所広告宣伝部今井健太氏株式会社K-3代表取締役兼プロデューサー中谷 健氏52万人のチャンネル登録者SHOWROOMで実施

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