雑誌広告_06
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す。実際、第1回でグランプリになった「ほのばび」さんは今や同誌の専属モデルとして大活躍しています。このオーディションは現在、「Popteen芸能部」という年間の取り組みに拡大しています。将来芸能界で活躍したい女の子を集め、雑誌のレギュラーモデルへの昇格を目指す企画です。継続して活動していくことで視聴者も応援しやすくなり、ファンがつけば、そこは新しい広告枠にもなる。すでに「芸能部」では企業とのコラボレーションも行っています。今や雑誌とライブ配信の組み合わせは非常に相性がいいと感じています。個性を肯定するメッセージに共感ワールドワイドでYou ンデナスト社。日本でも女性ファッション誌の『VOGンネルが52・8万人の登録itterInsta gramといったSNSも含Tubeに力を入れているコUE JAPAN』の公式チャbeチャンネルに取り組むよ者を集め、ファッションメディアの枠を超えた存在感を発揮している。同誌が本格的にYouTu  や5たが、若い世代の雑誌離れうになったのは、2018年半ばのこと。以前からタイアップの動画広告や海外のコンデナスト社の翻訳コンテンツなどを配信していが顕著になってきたこともあり、Twむ、ソーシャルチャネルを強化する施策として始めた。 コンデナスト・ジャパンでヴィデオマネジャーを務める宇津原ゆかり氏が語る。 「10代、20代に限らず、あらゆる世代のオーディエンスがYouTubeを当たり前に見るようになったことで、ビジネス上でも動画広告のニーズが増していました。そこでYouTubeチャンネルを育てていくことになったのですが、最初は単純に更新頻度を上げるところからスタートしました。そこから視聴履歴のデータを分析していき、毎日更新するよりも、本数を絞って1本あたりのクオリティを上げたほうがいいなど、いろんなことがわかってくるようになったんです。現在は週3本が平均的な更新ペースとなっています。海外セレブが出演する翻訳コンテンツが多く、日本独自の動画は全体の2割ほどですね」 グローバルなメディア企業といえども、海外で人気になるコンテンツが日本でも人気になるとは限らない。宇津原氏が「手探りで試行錯誤してきた」と言うように、日本のオーディエンスの反響を探りながら、さまざまなコンテンツを出してきた。すると昨年の夏頃から一気にチャンネル登録者が増え、その数は倍以上になったという。いったい、何が要因だったのか。 「大きかったのはコンテンツのシリーズ化を意識したことだと思います。単発の企画だとバズってもチャンネル登録までつながりません。人気企画はシリーズ化することで、海外ドラマのように『継続して見たい』というニーズを掘り起こすことができます。そういうシリーズもののコンテンツが溜まってきたことで、チャンネル登録者が一気に増えていったのではないでしょうか」(宇津原氏) もうひとつは「VOGUE」というブランドが発信する世界観への支持だ。 「今の世の中は『自分らしくありたい』という欲求がすごく高まっていると感じています。あこがれの世界の中でも、自分らしさを受け入れてもらいたい。そういう強い気持ちを抱えている人が増えている。コンデナストはグローバルでそれぞれの人の個性を認め、自分らしく生きることが幸福につながるというメッセージを発信しています。そこは動画においてもオーディエンスの後押しができるように意識して制作、配信し『VOGUE JAPAN』のYouTubeチャンネルでは海外セレブの動画コンテンツを中心に、「In The Bag」「My Routine」「My 5 Favorites」など数々の人気シリーズを展開しているドッキリ企画はYouTubeチャンネルの人気コンテンツのひとつ。モデルたちが自ら企画することもあり、そのリアルな反応から彼女たちの“素”が垣間見える「Popteen芸能部」のメンバーは年間を通して活動し、誌面やイベント、公式配信番組などに登場している合同会社コンデナスト・ジャパンコンデナスト ヴィデオマネジャー宇津原ゆかり氏チャンネル登録者数52.8万人(4月30日現在)VOGUE JAPANcase 2

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