雑誌広告_07
2/8

sai-zen-senaムーブメントを作る入口に雑誌はあるb するが企画観光局は、静岡県の中部に位置する五市二町(静岡市、焼津市、藤枝市、島田市、牧之原市、吉田町、川根本町)の地域の観光経済を発展させることを目的として設立された団体です。現在は地域資源であるお茶に関係するPRに力を入れています。雑誌広告は2018年から始めております。雑誌は、他のメディアに比べてブランド化されているところが魅力です。さらに読者がセグメントされており、情報を得るためにお金を払う、一般消費者よりも感度の高い読者を抱えているところです。そういう方々に私たちは情報を発信していきたい。 また一方で、テレビ業界などメディアの方も雑誌を読んでいて、今、何が流行っているかという情報を収集したり、何かの特集企画を作るきっかけになったりするかもしれません。つまりムーブメントを作る入口に雑誌はある、と思っております。 また、雑誌を買っている人には行動力もあると思います。購入して終わりというのではなくて、雑誌を買って読んだら、その内容に惹かれた場所に行ってみたり、モノを買ってみたりと次の行動をとる人が多いと思います。これも雑誌の魅力です。 これまで実際にタイアップを行ったのは『FRaU』と『Hanako』『Discover Japan』の三誌です。ターゲットは20代から40代の女性です。内容はお茶の産地の観光や、お茶を使ったかき氷などの特集を組んでもらいました。やはり情報を広げてもらうことを考えると、この年代の女性の行動力と二次発信力は非常に魅力的です。私たちの提供するお茶とお茶に関連するサービスと相性が良いことも考慮しました。 これらの企画を通じて感じたことですが、やはり編集の方とお話しする機会を持てたことも、タイア『Hanako』でタイアップを行った際は、お茶を使っップを行う魅力だと思いました。雑誌メディアはきちんとした見識のある編集者が担当してくれているので、そうした人の意見を聞いたり、こちらの考えに対するリアクションを見たりすることは、私にとって非常に有意義な経験でした。 もちろん雑誌に出稿しても反響はそれほど目に見   2えないかもしれません。そもそも雑誌は反響を作りにいくものではないと思っていて、いわゆる広告効果という意味では、SNSやFacebookに出稿した方が当然大きいです。しかし、感度の高い人たちに「するが企画観光局」の活動を知ってもらうためには、雑誌タイアップを読んでもらうことの方が非常に効果的だと思います。 また、タイアップを行った雑誌は営業ツールにもなります。私たちの行っている事業を説明する際にも、掲載誌を見てもらうとご理解いただきやすいですし、のみならず雑誌を読んだ方が興味を持ってくださり、それがビジネスにつながることがあります。ある大きな外資系のホテルから「宿泊客に、お茶を使った体験を提供したいと考えているが、何か一緒にできないか」という問い合わせもありました。今後も雑誌への出稿は続けていきます。前回たかき氷のメニュー写真を掲載し、あわせて飲食できる地元のお店を紹介しました。その誌面を二万部ほど抜き刷りにして掲載されている店舗に置いてもらったのですが、これが意外と好評だったようで、これを片手にお店を巡ってくれた人が結構いました。本当なら今年もやりたかったのですが、このコロナ禍では集客を伴うタイアップはできませんでした。落ち着いたら是非、改めてやりたいと思っています。【インタビュー : 四方田 隆】公益財団法人するが企画観光局 CMO企画事業本部長兼企画開発部長Vol.96片桐 優氏

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る