雑誌広告2023_03
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llection』を始め、 「イベントでのアンケート調査 「色々な出版社とお付き合いのコロナ感染症対策による行動制限が緩和され、各出版社のリアルイベントが徐々に開催されつつある中、主婦の友社のイベントに出展したカバンやスーツケースなどラゲッジ総合メーカーであるエースのマーケティング本部PR・広告担当部長難波敏史氏からクライアントの意見を聞いた。ある中、コロナ禍以前は宝島社の『sweet co多くのイベントに出展していました。行動制限が緩和され、また読者イベントが再開するという話になり、今回出展した主婦の友社のイベントに関してはターゲット層が、タレントでレポーターとして活躍する竹内海南江さんと弊社とで共同開発している『カナナプロジェクト』とぴったり。40代くらいからが手に取り、年齢が上になるほどシェア率が高くなる人気ブランドです。これまでその年齢層をターゲットにした読者イベントがなかったので出展しました」 クライアントがイベント出展する目的はどこなのだろうか。「プロモーションのためという企業もあると思いますが、弊社としては製品を並べておくだけではもったいないと考えます。ターゲットとなるニーズが目の前にいるのだから、やれることは何でもやったほうがいい。今回のイベントではアンケート調査をしていいとのことだったので実施しました。イベントは認知度を高める目的もありますが、来場者とのタッチポイントということが重要と考えます」一般的なマーケティング調査とイベントでの調査で違いはあるのだろうか。は狙っている層しかいないのだから濃度が違います。当日はどんなファッションスタイルで、どんな色を好んでいるか。もちろん許可をいただいたうえで、顔の映らないコーディネート写真を撮らせていただくなど、次の開発に役立てるような調査も実施したのです。弊社のカバンを持ってきている方もたくさんいらっしゃいました。その中で、どういう服装の時に使っているかというのも見えるし、アンケート調査でリアルユーザーが次に望む色などの声も聞こえます」親和性が高いイベントにはターゲットにしている客層しかいない部数が厳しい時代の活路Baby開催され、協賛社のPRタイムを挟んで最後に歌手で女優の中尾ミエ氏が登壇。「おしゃれで前向きに人生を楽しむ中尾ミエさんはトークもお上手。来場者はたくさん笑わせていただき、元気づけられたようで本当に大盛況でした」とする一方で課題も見えた。 「会場がステージとブースで別れてしまったことは来場者にとっても出展者にとっても不便だったと思います。またステージの入場者はコロナ感染予防も踏まえ、抽選で当選した方のみと限定だったので、当たらなかった方もステージをバーチャル体験していただけるようにYouTubeを使ったライブ配信を試験的に導入しましたが、結果的には、デジタルにそこまで強く反応する世代ではなかったというのが正直なところです」 バーチャル体験に強くなかった。逆に言えば、まだまだライブが通用する世代。「クライアントがイベント会場でサンプリングしていても編集部お墨付きのようなイメージもあるので、素直に受け取ってくれる。街頭でサンプリングするのと訳が違うんです。読者はそもそもターゲットにしていた世代だし、フリーの来場者も蔦屋家電を普段から利用する意識が高めな層。そういった意味で会場のエリmo』で、3月中のイベントア選択は間違っていなかったし手応えも感じました」会場はグループ会社であるから進行作業もとてもス-   4ムーズ。蔦屋書店は全国の主要都市にある。大小の規模感や地域性などを考慮すれば、イベントの特色も出しやすいだろう。「この他、2023年は各事業部でイベントに力を入れていくことにしていて、直近では子育て世代を応援する『開催に向け動いています。良い睡眠が元気を促すということを訴求する星野リゾートリゾナーレ八ヶ岳を会場とした泊まりがけのイベントです。雑誌は発行部数が厳しいですが、お金を出してまで雑誌を購入してくれる方は確実にファンであり、そのファンを大切にする気持ちと、何かお得な情報を雑誌以外でもお届けできればと考えているのです。イベントは私たちの大事なファンに、クライアントがリアルにアプローチできるタッチポイントとしてチャンスなのではないでしょうか」ブース会場では商品展示だけではなく、販売も可能だった。クライアントからは狙ったターゲットへ久々のサンプリングができたと喜びの声を多く聞いたエースマーケティング本部マーケティング部PR・広告担当部長難波敏史氏

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