『Number『Number『NumbermberNumber0 0mberPREMIER』です。1 3ジしていかないかぎり、毎年、部数も売上げも厳しい戦いを強いられるだけになってしまいますから」 コロナの時代に突入した時、出版業界には巣ごもり需要が生まれ、思いの外、潤うことができた。しかしスポーツをテーマとする厳しい時代だった。スポーツの活動そのものが制限され、『Number』は現在、月20年に開催予定の東京オリンピックも1年延期。必然的にクライアントの出稿意欲も抑制的にならざるを得なかったが、昨年下期からは順調に回復軌道に乗っているという。さらに今年は大いに盛り上がったWBCに続き、ラグビー・ワールドカップも開催されるだけに、新規事業もからめたが離せそうにない。 「『を読んで旅に出るとか、食事をするというようなことは、ほぼありません。それでも、クライアントは『Nu mber』らしく作ってよ〟とber』らしさというものを、mber』がWEBから始まっても、タイアップを制作する時にクライアント、あるいは広告会社の方々から真っ先に言われるのは〝『Nu いうことです。その『Num世間一般のみなさん、あるいは熱心な読者からライトな読者までが、だいたい同じようにイメージを共有できるところが、創刊から40年かけて作り上げてきたブランド力なのだと思います。そういう意味で、もし『Nu ていたら、ここまで『らしさ』のイメージを共有することはできなかったでしょうね。まさに紙にプリントされた写真と文章を作り続けてきた結果だと思います」(深田氏)berPREMIER』だ。この もう一つ、クライアントから期待されているのが編集部のマッチング力だ。 「創刊以来、多くのアスリートに登場していただいて、なかには『Number紙になるのが夢だったという方もいます。編集部にはその豊富な人脈がありますから、クライアントさんが個別に声をかけてもなかなか出てもらえないアスリートでも、編集部との関係性でタイアップや小冊子に起用することができます。この点については凄く期待されていますし、われわれもそこは売りにしていますね」(深田氏)現在、『Number 4局の売上げは紙媒体の販売収入が2分の1弱、それに広告収入を合わせると、紙媒体の占める割合はかなり大きい。そこでWEBとともに、今後、力を入れていくのが、先月、正式にローンチしたばかりの『Num新事業の目指すところ、役割を松井氏に聞いた。 「『Number』を紙で出していくことが一丁目一番地です。それはこれからも変わりませんが、書店や小売店が減り、雑誌を読むという習慣自体も減っています。これだけメディア環境が変』の表化してしまうと、せっかく作ったコンテンツが読者に届かないこともあります。そこで、編集部と新しいメディアを活用した事業の接点を作って、時代に即した形のサービスにチャレンジしていこうというのが『Nu 回刊行していますから、その価格に相当する月額円を会費として、電子版機能を持たせた上で有料』編集会員を募ります。会員限定のイベントや動画コンテンツの配信、講演会等をやっていく中で、紙から飛び出して読者とアスリート、さらにはクライアントをつないでいきたいと思っています。新しいことにチャレン』にとってそれは1000号と重なる202 』創刊40周年、』の動きから目』の場合、記事』の編集方針とスポーツへの愛情から私たちを応援してくれています。その意味では、今や主流となっているWEB広告も大事なのは当然ですが、紙の形になって残るということが私たちの価値の源泉になっていると認識しています。そういう自分たちの強みを常に見据えて、ブレずにやっていこうと思っています」(松井氏)メディア事業二部統括次長『Number』担当キャップ文藝春秋メディア事業局昨年10月に発売された『Number』将棋特集号。「NOMURAグループ」が協賛したブックインブックは藤井竜王の独占インタビューなど、読み応え十分なコンテンツで将棋への注目をさらに高めた本誌やWEBで発信する『Number』だけでなく、『Number』らしいコンテンツを提供するビジネスにも取り組んでいる。(右)日本経済新聞社の『日経マガジンスタイル』と組み『Number』が制作したラグビー・ワールドカップフランス大会特集号。(左)オッズパークの一部会員向けに制作した、「地方競馬・競輪・オートレース」を特集したフリーマガジン深田賢哉氏
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