CASEインタビュー: 四方田 隆2株式会社 ヴァンドームヤマダ代表取締役副社長 兼 マーケティング本部長山田 稔子氏エリーを素敵に見せてくださった」と感激することが非常に多いです。 広告を集中して出す時期は、クリスマスシーズンと春先の3月頃です。この2つの時期にはジュエリーをお求めいただく機会が増えるので、ここを外さないように心がけています。というのも、雑誌は店頭での接客ツールとしても非常に有効だと考えているからです。店頭で並んでいる商品だけを見ても、なかなかお客様が着用されているイメージは湧きにくいと思いますが、実際にモデルさんが着用している誌面をご覧いただければ、どういうファッションと合わせたらよいか、また着用したサイズ感はどうかなど、具体的にイメージしやすくなります。特に男性のお客様がお一人で、パートナーの女性へのプレゼントをお探しの際には効果が高いと思います。 以前に比べれば雑誌をご覧いただいた方が弊社にお電話でお問い合わせくださる機会は減りましたが、店頭のジュエリーアドバイザーから、「『Oggi』をご覧になって来店くださったお客様がいらっしゃいました」など、雑誌名が挙がり、引き続き効果があると感じております。何より魅力的なことは、ある雑誌に取り上げられるということは、その雑誌の読者の方々からの信頼につながり、影響力があるということです。雑誌はブランド力が高く、その力をお借りできるというのはありがたいことだと思います。素晴らしい誌面に期待して、今後とも弊社では雑誌への出広を続けていきたいと考えております。 弊社は1973年に創業し、今年で50周年を迎えました。創業以来、雑誌とのつながりで成長してきた会社ですので、雑誌社の皆様には足を向けて寝られません。創業当時の私どもの商品には、象牙などの自然素材を使用した他に類を見ないものが多くありました。創刊間もない『anan』『non-no』など編集部の方々も興味を持ってくださり、広告ページではなく、編集ページでも取り上げていただくことが多くあり、これによって弊社の名前が世間一般に広く浸透していくきっかけになったと思っています。 現在も『Oggi』など7、8誌に出広しております が、弊社の商品と親和性の高い雑誌を選ばせていただいています。例えば、ジュエリーの「ヴァンドーム青山」でしたら20、30代がイメージターゲットなので、その層に強い雑誌に。「ヴァンドームブティック」でしたら、30、40代が多いので、その世代を読者としている雑誌を選びます。年齢的な親和性だけでなく、誌面の雰囲気、写真の撮り方、モデルなどを含めた商品の見せ方が、それぞれのブランドのジュエリーと合う雑誌を選ばせていただいております。 もちろん今はネット全盛でSNSが情報源という世代が増えていますので、弊社もWEBへの出広金額は大分増えています。でも、弊社ではまだ紙媒体への出広金額の方が多いですね。やはり雑誌の方が、ジュエリーを着けるイメージをお客様にお伝えしやすいように思います。確かにWEBの情報量は多いですが、果たしてそれで本当に伝えきれているのか、十分に印象付けられているのかというと判然としません。印象の強さという観点では、雑誌の方が優れている点も多いです。スマホやタブレットの画面よりも、ファッション誌の誌面の方が、ジュエリーという小さな商材もより迫力を持ってお伝えできます。また、雑誌は写真の質やレイアウトなどにも非常にこだわっていて、ただ商品を並べただけというものとは全く違う見せ方、美しさを表現しています。私たちは雑誌の誌面を見せていただきながら「こんなにジュplus15雑誌はジュエリーの美しさを表現する優れたツール最前線最前線最前線最前線最前線+++++
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