HALL500HALL500nicola 「『当初から高1、高2をピークとした女子中高生がターゲットであることに変わりはありません。しかし、時代と共に読者自体がどんどん変化しており、それに合わせてメディアとしての形も変わってきています。今の読者世代は、まさにデジタルネイティブ、SNSファーストな世代。とはいえ、アのブランドであることは間違いなく、そこにのっとってWEBができ、コンテンツを供給して広告がなりSeventeen』は、創刊『Seventeen』が紙メディたっているのも事実です。実際、昨年不定期刊で紙媒体の雑誌を発売したときは、月刊のときより部数がふえ、読者に非常に喜んでもらえました。今のティーンはデジタルにお金を払う意識はほぼなく、紙の雑誌を買うのは、物としての価値があると判断したからこそ。しっかりとビジュアルを見せられるなど、紙でしか表現できない強みがあるとともに、雑誌にはそれだけの価値がなければ買ってもらえない、とも言えます」紙、デジタルと同時に崎谷編集長が重要視しているのが、リアルイベントだ。 「『祭』は26回を数え、コロナ前まではパシフィコ横浜で3000人規模で開催していました。学園祭は、ミスセブンティーンを初めて読者にお披露目する場としても、重要な意味を持っています。読者と同世代であるセブンティーンモデルは、共にステップアップしていく非常に思い入れの強い存在。それだけに、彼女たちにリアルに会えるイベントSeventeen夏の学園Seventeen』2023年8月27日、東』と『ニと、合計 』4の両方を借り切も1名につき保護者1名)約2600名が来場する活では、『nicolaen』はどう変化していくの『Seventeen夏の学園祭』は特別なものです。我々にとっても、リアルイベントは読者の反応を直に見られる貴重な機会。雑誌は売り上げによってリアクションがつかめますが、SNSではリアルな読者の姿や反応を見ることが難しいだけに、読者とコミュニケーションをとるために欠かせない場です」 では、今後の『Sevente だろうか。 「毎日更新するSNS&WEBといったデジタル、などのリアルイベントはもちろん、年に3〜4回出る雑誌が『かっこいい!』と思える立ち位置にできるよう、さまざまなツールを使って読者との接点をもつことが必要だと考えています。個人的には、『の象徴であるモデルとリアルに触れ合える機会をふやしながら、多くの読者に届けるためにオンライン配信するなど、複合的な方法でティーンと濃密なコミュニケーションがとれる方向を考えていきたいですね」京有明TFTホールで開かれたのが、『コ☆プチ』が初めて合同で開催した「ニコ☆フェス」だ。ファッションショーなどが行われるステージを設けたHALL1000って行われたイベントには、猛暑にもかかわらず開催前から長蛇の列ができる人気。当日は保護者を含め(子ど況を呈した。専属モデル、通称「ニコモ」や、『ニコ☆プチ』専属モデルの通称「プチモ」とチェキ撮影ができるブースや、アンケートに答えるとサンプルが当たるロートプリンセスのブース、モデルのパネルをバックに撮影できるポカリスエットのブースなどもあり、縁日のような楽しさ。HALL1000では、読者参加型のファッションショーなどを開催。季節を先取りした最新の秋ファッションに身を包んだ読者0名がランウェイを闊歩、堂々とした姿でアピールする姿に歓声が飛んだ。 クライマックスは、「ニコラモデルオーディション」と「ニコ☆プチモデルオーディション」のグランReal Event②1997年創刊の『nicola』と2006年創刊の『ニコ☆プチ』。それぞれ小中学生の女の子を対象にしたライフスタイル&ファッション誌として No.1の部数を誇る「Seventeen 夏の学園祭2023」の来場者全員に配布された手土産。ロゴの入ったトートバッグには、コスメなどがギッシリ。SNS上には使用感などが多数アップされた5 023もの協賛ブースが並んだニコ☆フェス2023新潮社■nicola■■ニコ☆プチ■
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