雑誌広告2024_01
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出版社の取材から/Hearst UKハーストUK、ヘイズ氏(中)とチェスターズ氏(右)古橋欣治(小学館)小島知夏(新潮社)南波祐希(東急エージェンシー)年会費36万円!?ブランドビジネスの強化長期的な施策のため企業価値を高める必要性 i' i ' i'i  'TI  5「Harpers lear AwardsBAZAARWomen of the Ye Country Lvi Heal s 世界中で200誌以上の雑英国の広告市場はここ10年COSMOPOLITAN』BAZAAR』BAZAAR」会員ng Showth Lve」など、自社ブランkeepng』の3つのグループで誌を展開し、テレビ番組など幅広い事業を手がけている米国のグローバル企業ハースト。英国部門のハーストUKは社員数700名を抱え、『ELL E』や『Harpers を擁するラグジュアリーグループ、『や『prima』が属するライフスタイルグループ、最多の発行部数を誇る『Good House メディアビジネスを展開。でかなり拡大しており、コロナ禍後は旅行や映画の広告が増えたという。コロナ禍中もオンラインでのアクティビティが充実していたため、予想以上に早く回復。市場規模は350億ポンド(約6兆3000億円)になる。そのうちえ続けており、「Googと「TkTok」が大きなシェアを占めているが、近いうちに新しいSNSに向かうとみているとのこと。ラグジュアリー系商材の伸びが顕著である一方、日用品など一般消費者向けの広告はまだ厳しい状況だという。雑誌以外の事業として、会員ビジネスにも注力している。組織の年会費はなんと2000ポンド(約36万円!)。高級ホテルに著名人を登場させるなど魅力的なイベントを用意し、満足度を高めているという。最近、会員制施策をスタートした「ELLECOLLECド(約2・7万円)と比較的安価ながらも『ELLE』の定期購読やイベントへの招待など充実した内容になっており、メディアブランドで読者を囲い込む戦略が垣間見える。加えて、「The Harper」、「」、「Womens 検索」ドが開催するイベント事業にも注力している。コロナの影響で実施規模や形式は変化しており、コロナ禍以前は大規模なリアルイベントを行うことが多かったが、コロナ禍以降はさまざまなリスクを最小限に抑えるため、小規模で行う傾向にあるそうだ。 また、今後はコロナ禍で学んだ教訓と新技術を活用し、オンラインやバーチャル上での体験イベントにも注力していくという。具体的にはバーチャル空間にバーチャルインフルエンサーを登場させるなどの企画を想定しているそう。協賛セールスはどのようなVE」は年会費149ポン形で行っているのか聞いたところ、少なくとも3〜5年間パートナーシップを結ぶことができる企業と組むことが大前提だという。イベントを実施するからには一回きりで終わらせるのではなく、長期的に実施していくことがロイヤリティ強化につながり、この形を取る必要があると考えているとのことである。今回話を聞いて、日本と英国、共に置かれている環境や施策の内容、可能性を感じている領域には共通している部分が多いという印象を受けた。英国同様、日本もメディアブランドを軸としてブランドビジネスを展開・強化していかなければならないことはもちろんだが、ハーストUKが「長期にわたる企業間のパートナーシップ」と語るように、企業同士の強い結びつきが求められるこれからの時代に向けて、メディアブランドだけでなく「企業としての価値=コーポレートブランド」の強化に取り組んでいく必要があると痛感した。雑誌以外の事業にも注力!会員ビジネスとイベント事業を拡大スクープからビジネス、エンタメまで幅広いジャンルを網羅する質の高いコンテンツで他を圧倒月間70%がデジタル広告で年々増6億PV実績の日本最大級ニュースサイト!!https://bunshun.jp

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