立体的なPOP展開もパッケージにして提案i×3 ヱビスビールがある風景。 「1996年デジタル化時代の本格化」が叫ばれた年に創刊した『Pen手による温かみを大切に、クリエイションを表現する手段=ペンを誌名に誕生。「新しい視点」を持って男たちの美意識、想像力を刺激するコンセプトのライフスタイル誌である。 そんな本誌と同じテイストで特集に特化した別冊版が『2月と9月の2回にわたって1冊丸ごと「ヱビスビール」の特集を組んでおり、多彩な構成は業界でも〝バイブル〟の声が上がるほど。 「ヱビスビールは金色のパッケージで、昔からお祝い『Pen+』では2022年、Pen +(ペンプラス)』だ。Color Your Tme(彩たので、ムックの発売に合わせてヱビスビールの世界観を立体的に見せるイベントを全国の蔦屋書店で展開させました。蔦屋書店と連携し、店内の平台で同号の特集内容、コンテンツの一部を切り出す形で表現しました。蔦屋書店は地域によって施設の特徴や来館者の層も異なるので、その地域の特性に合わせて、〝アート〟や〝音楽〟をテーマに とCCCメディアハウス広告部の小池篤史氏。ドラ』。人間のスティックな提案だったと当時を振り返る。 「〝のある時間)〟というコミュニケーションをとっていこうと。ヱビスビールは、プレミアムなだけのビールではなく、みなさんの生活事やお歳暮に贈らの中にあります、生活を彩れることが多く、っていくのがヱビスビール特別なプレミアムです、と普通に暮らす人々ビールという印象のライフスタイルにあるちを多くの人が持っょっといいビール、その風ています。それを景こそプレミアムだよねともっと人々のライいう方向性を軸にして、話フスタイルに浸透し合いを重ねました」させていきたいという提案がサッポロビールさんからありました」 ターゲティングしていくのはライフスタイルにこだわりのある層。ヱビスビールの世界観とシンクロさせるために、書店での展開も功を成している。 「ペルソナに合うのは『代官山蔦屋書店』に集う人たちという共有がありまし『Pen+』を配置し、ヱビス広告予算は年々ターゲティングを得意とする「運用系デジタル媒体」への配分比重が増えているが、「運用系デジタル媒体」では難しく、出版社が得意な絶対領域が「コンテンツを作る力」。出版社が作る上質なコンテンツは、誌面作りにとどまらず、POPやグッズ製作にも展開するなど創造性と可能性は無限大。代表例としてムックを基点に多角的に展開させた3社に話を聞いた。構成/片岡延江 文/牧田ちえみ代官山 蔦屋書店の平台では、中面の画像をパネルにしてヱビスビール各種とともにレイアウトしている2月号では“暮らし”、9月号では“街”にフィーチャーCCCメディアハウス小池篤史氏CASE①CCCメディアハウスメディアプロモーション部広告部ヱビスビール■Pen■上質なライフスタイルに全国書店でPOP展開編集部目線で世界観を表現し、多角的に展開特集ムックで丸ごと魅力を伝える
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