雑誌広告2024_05
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CASE『BRUTUS』とのプロモーションによるWEBページインタビュー: 四方田 隆2キヤノンマーケティングジャパン株式会社コンスーマビジネスユニットコンスーマ新規ビジネス推進課川崎 慶太郎氏訴求したいと考えました。 『BRUTUS』とのプロモーションは誌面での展開はなく、WEBで6本の記事と動画を作っていただきました。動画は店頭と連動させることができ、WEB記事は長期間公開することで認知度の拡大や浸透が期待できたからです。コンテンツには、俳優の上白石萌音さんや漫画家の江口寿史さんという著名人だけでなく、バーの経営者や靴磨き職人など、その世界で知る人ぞ知るという方々に登場いただきました。例えば靴磨き職人の長谷川裕也さんの回では、社内外の革靴愛好家の方から「アルボスかっこいいですね。雰囲気が合っています」などの反響をいただきました。 商品の認知という点ではまだまだこれからという感覚がありますが、プロモーションを行った満足感はすごくあります。やはり、営業目線で言うとデジタルコンテンツにはすぐに見せられて送ることもできるところに圧倒的な良さがあり、どれくらいの人が見てくれているかもつぶさにわかる。当初は6つの動画で10万PVが目標でしたが、結果的には30万PVを超えました。それも『BRUTUS』のコンテンツ力があったからこそで、雑誌にはお金を支払って購入する読者がいますが、WEBでも1人2〜3回読みに来てくれるというのはすごいことで、何度も読みたくなる記事を作ってくださったことに感謝しています。 『BRUTUS』との経験を通して新たなアイデアも浮かびました。『BRUTUS』とのプロモーションでは“人”を中心にコンテンツを展開しましたが、次は“場所”を中心にしようと考えています。例えばコーヒー店やちょっとイケてる床屋さん、自転車屋さんなど。それぞれの“場所”でアルボスがどう寄り添っているかを表現したいと思っています。 「albos Light&Speaker」(以下アルボス)はキヤノンマーケティングジャパンが2022年12月に発売したスポットライト型のワイヤレススピーカーです。キヤノンはカメラやプリンターのイメージが強いと思いますが、アルボスは新規事業を検討するタスクの中で、子供がいるメンバーの「家の中でリラックスできる空間を作りたい」「音と光を組み合わせた製品はできないか」という発想から生まれたものです。 キヤノンが、音響と照明が一体化した商品を販売するのは初めてであり、値段も税込で44,990円(キヤノンオンラインショップ価格)なので、決して安いわけではありません。どのような人にフィットするのか事前にインタビューしたところ、自分の趣味嗜好やアイデンティティを理解しこだわりを持っている人、つまりセルフブランディングを実践している人が買ってくれそうだということがわかってきました。購入層としてはどちらかといえば男性。年齢では価格帯的には40〜50代の人に購入いただきやすいと思いますが、20〜30代の人でも自分の価値観や軸を持っている人や、アルボスが提供する価値観に共感してくれる人が対象になるのではないかと想定しました。 そういう層に適切にブランディングしたいと考えたときに『BRUTUS』という雑誌が候補にあがりました。アルボスが利用者に提供する価値観に合いそうな人を『BRUTUS』に選んでもらい、コンテンツを通してその人たちにアルボスがどう寄り添うことができるかを伝えたいと思いました。どう「寄り添う」かを伝えたかったのは、「albos」というブランド名が「always by our side」の略語で「あなたの、私のそばに常に置いてあるもの」という意味を込めているからです。朝コーヒーを淹れながら、あるいは寝る前に照明を楽しみ音楽を聴くことができる。常に利用者のライフスタイルに寄り添うというアルボスのコンセプトを、プロモーションを通じてplus23『BRUTUS』のコンテンツ力を活用購入層へのブランディングで最前線最前線最前線最前線最前線+++++

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