雑誌広告2024_08
3/8

l l l l 3有料の「CubLEON」会員は「凄まじい300人」にInstagram、Facebook、NE等のSNSを展eb LEON」、会えるだろう。 「書店が減少し、コンビニの扱いも減っていく中で、刷り部数を抑えなければならないのは事実ですが、一方でコアなファンが減っているかというとそういう印象はないし、楽しくお金を使いたいという人の割合も減っているような感じはないですね」(石井編集長) 本誌を取り巻くこうした好環境の中から出てきたのが、前出の「ONE LEON」プロジェクトだ。 「2017年、編集長に就任し、今後の雑誌ビジネスを俯瞰した上で考えたのは、ジネスの領域をより広げられないかということです。そこで、まず思ったのは大きな反響を生む熱いファンの読者を抱え込み、さらに可視化できないかということでした。イメージとしては、コアなファンを有料会員として(月額5000円のコミュニティ『Cub LEマガジンを購読してくれる無料会員、Eコマースで商品を買ってくれる人(『買LEON』を見てくれる人LEON世代〟を育てる意味えるLEON』)。そして『Web ─こちらは〝ネクストもあって、紙の読者層よりも下の年代を意識しています。さらにdマガジンを見てくれる人がいてSNSで接触してくれる人がいる……というように同心円状にファンがクロスオーバーしていくことで、求心力のあるメディアを中心に一つの経済圏を作ろうというのがトです」(石井編集長) では、このプロジェクトのコアとなる「C何人かというと約300人。この人数だけを見ると少ないように思える。だが、この会員が実は「凄まじい300人」(石井編集長)なのである。 「数字だけ見ると規模の小ub LE 『LEON』は2001年の創刊以来、〝モテるオヤジ〟〝ちょい不ワ良ルオヤジ〟といったスタイルを生み出し、男性誌の中でも独自の地位を築いてきた。現在、本誌を軸に「W員組織である「Cub LEON」、Eコマースを展開する「買えるLEON」、さらX、LI開、これらの媒体が一体となって成長を目指そうというのが、石井洋編集長が描く「ONE LEON」プロジェクトだ。 そして、この戦略の中心となっているのが、依然として雑誌単体で強さを発揮している『LEON』本誌である。 「『LEON』は創刊当初から掲載商品に対するレスポ(LEON編集部メディアビンスが良く、モノが売れるという評価をいただいていますが、これは現在も続いています。たとえばブティック限定の商品を『LEON』で紹介すると、たとえ高額でもその商品を買いにくるお客さんがいます。クライアントから見ると出稿=プロモーションという意味合いのみならず、モノが売れるという認識が定着していると思います。その結果、紙がまず起点となり、WEBもセットでご出稿いただくケースが多いですね」(石井編集長) 「他の媒体の場合、広告収入の紙とデジタルの比率が逆転しているという話をよく聞きますが、私たちの場合、現段階ではまだまだ圧倒的に紙が強い状況です」ジネス事業室唐沢裕室長) その結果、『雑誌単体として黒字であり、かつ「ONE LEON」を推進する強力なエンジンとなっている。 これは昨今、厳しさが増している雑誌ビジネスにおいて際立った好調ぶりと言『LEON』を中心としたビLEON』はON』)、その外側にメール『ONE LEON』プロジェクON」の会員数は現時点で石井 洋氏CASE①『LEON』雑誌読者を会員化してアンケート調査で誌面づくりに協力してもらう、イベントに参加してもらうといった読者の会員組織は昔からありました。しかし、最近は読者コミュニティへの参加が月額制だったり、会員イベントを有料にして、より質の高いイベントやコミュニティの場を提供し、雑誌が読者を抱え込み組織化するケースが多く見られます。雑誌読者の組織化の先にある目的、狙いとは果たして。主婦と生活社WEB LEON取材・文/京谷六二LEON編集長好調な本誌を軸に■ONE LEON■プロジェクトを推進販売、広告収入だけに止まらない…今後の雑誌ビジネスのカギ読者会員組織で「絆」を強化その先にある出版社の狙い

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る