雑誌広告2024_10re
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 ミキモトは、真珠の養殖に成功した1893年から昨年130周年を迎えました。そこで年間を通してさまざまな活動を展開しました。雑誌では何か周年らしい面白い企画ができないかと検討し、『GIN ZA』に3号連続でオリジナルの広告をお願いしました(2023年5月〜7月売り)。内容はお笑いタレントのくっきー!さんとコラボレーションしたもので、あえてミキモトらしくない広告を作っていただきました。おかげさまで社内外から「面白いことをやっているね」という言葉をいただきました。 『BRUTUS』では、年2回刊行されるファッション号にメンズへのジュエリー提案のタイアップを掲載しました(2022年9月15日、2024年3月15日売り)。ミキモトでは、2020年からコムデギャルソンと協業したコレクションを展開しています。これをきっかけに、男性もパールジュエリーを身に着ける流れが生まれ、いわゆる「パール男子」という言葉が生まれるくらいマスコミでも興味をもたれるようになりました。我々はこのスタイルをより継続させ、定着させたいという思いから、『BRUTUS』で定期的に発信していくことにしました。こちらも反響があり、お客様から掲載商品の在庫の問い合わせがありました。同誌のファッション号は、ハイブランドからカジュアルなものまで幅広く紹介されており、本当にファッションが好きな人が読んでいると思います。なかにはミキモトのことを知らない読者もたくさんいたと思いますが、知っていただくきっかけにもなったと思います。また、現在では男性の俳優やアーティストからパールジュエリーの貸し出し依頼が多く、男性向けのパールも市場として定着していると考えています。 最近の事例では、『madame FIGARO japon』でハイジュエリーのタイアップを実施しました(2024年7月20日売り)。私どもは毎年7月にパリで行われるオートクチュールウィークに参加しています。ハイブランドが高額のハイジュエリーの新作をお披露目します。ミキモトも2018年から参加していCASEインタビュー: 四方田 隆2株式会社ミキモト広報宣伝部長八木 千恵氏ますが、これはグローバルなイベントになりますので、国内ではどう展開するかを検討し、女優の満島ひかりさんを起用したタイアップを実施しました。発売後、フォトグラファーやスタイリストの方から「インパクトがある」「素敵ですね」と高い評価をいただきましたが、これは、ブランドと媒体とタレントの力が集結した結果だと思います。『Harper’s BAZAAR』(2024年8月20日売り)では、アーティストの神宮寺勇太さんを起用し、パリで撮影したタイアップを行いました。彼には圧倒的なファンがついており、そのパワーを借りて、ミキモトのことを知らない若い人にも「ハイジュエラーであるミキモト」を広く知ってもらうことが狙いでした。予想通り、多くの反響をいただいております。 読者の方は、必ずしもミキモトというブランドを知っているわけではないと思います。雑誌には、そういう方々にブランドを知っていただく大きな機会があります。今やブランドは、自らコンテンツを作り、公式SNSやWebサイトなどで積極的に発信していますが、ミキモトのことを知らないとそこにたどり着いてくれません。その点、広告やタイアップページは、読者が手に取ったときに自然に目に入ります。雑誌は、ブランドと新しいお客様との出会いのきっかけを作ってくれる大切な媒体だと思っています。plus27ブランドと新しいお客様の出会いのきっかけを作る最前線最前線最前線最前線最前線+++++

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