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イケメンパワーは可能性の宝庫“推し活”を集客、購買につなげる雑誌の取り組み『VV』の「国宝級イケメンランキング」ルックスに限らず様々な価値観で〝イケメン〟を捉える日本人の国民性を反映時代のニーズにハマり結果を残した動画広告iiiiiiii iiiiii 3 ii 2024年7月16日、講談社の雑誌『VV』が年2回実施する「国宝級イケメンランキング」、2024年上半期の結果が発表された。ランキングは4部門に分かれ、それぞれ1位は、「NOW部門」八木勇征、「NEXT部門」宮世琉弥、「ADULT部門」山田涼介、「IKEBO部門」小林千晃という顔ぶれだった。 『VV』公式サイトで募集したアンケート結果に、話題性・活躍度を考慮してポイント化。ランキングを決定する「国宝級イケメンランキング」。最新回では過去最高となる97万票が集まり、発表時には#VV国宝級イケメンランキングがXの世界トレンド1位になるほどの盛り上がりを見せた。から様々なメディアで行われてきた、ある意味古典的なコンテンツ。にもかかわらず「国宝級イケメンランキング」がここまで注目されるのは、『VV』という長い歴史を持つ女性ファッション誌で実施されていることと、〝国宝級〟という絶妙なネーミングが大きいのではないだろうか。 『VV』編集部在籍時のタレント人気投票は古く2016年に「国宝級イケメンランキング」の企画を発案、実施してきた講談社第二事業本部VV事業部デジタルチーム編集長の平本哲也氏に話を聞いた。 「ランキングを開始した2016年当時、日本は社会制度や規範、法整備の面で世界基準より遅れていると思うことが多々ありました。でも〝イケメン〟の定義の自由度に関しては、海外より進んでいると感じたんです。当時、欧米でイケメンといえば高身長の白人。韓国では顔が小さくて背が高く筋肉質な人というのが典型です。ところが日本では、決して見た目だけでなく、様々な価値観をもとにイケメンが存在している。その先進性って国宝なのではという発想から、このネーミングが生まれました」(平本氏) 「国宝級イケメンランキング」が定着し、『VV』といえばイケメンというイメージが強くなると、男性タ今やファッションコンシャスだった女性誌にまでイケメンと呼ばれる男性タレントが数多く登場し、人気コンテンツとして定着するようになっている。近年マーケットが著しく拡大し、特に若年女性の間で広く浸透する“推し活”需要を見込んだものだ。“推し活”を意識した誌面作りやイベントを展開し、販促と集広に活用している出版社3社に話を聞いた。“推し活”×出版社の現状と未来、秘めたる可能性とは。取材・文/佐藤誠二朗CASE①講談社

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