雑誌広告2024_10re
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推し活需要を見越した2回目の取り組み『JUNON』の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」ボーイズコンテストの草分け        5sweetを担当した、宝島社広告局デスクの藤野結香氏に話を聞いた。 「ルミネエスト新宿とは例年、弊社の女性誌『で同様の取り組みをさせていただいておりましたが、2023年はメンズフロアがリニューアルし、新店のオープンがあるということで、『smart』とのタイアップになったんです。編集部と協議して提案した用の春のキャンペーンは、ちょうどコロナ禍が明けてきた時期だったので、大画面の映像や館内放送といった、実際に足を運んだ人だけに楽しんでもらえる仕掛けを多くしました」(藤野氏)男性ファッション誌とのタイアップであり、メンズブランドをフィーチャーした取り組みなので、キャンペーンの基本的なターゲッsweet』JO1での反応AGEを目当てとする女性識した宝島社では今後、女性誌でも男性タレントを起 「あなたの隣のすてきな男の子、推薦してください」をキャッチフレーズとする「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」。主婦と生活社の雑誌『主催する、ボーイズコンテストの草分けである。て以来、武田真治、袴田吉彦、伊藤英明、小池徹平、溝端淳平、三浦翔平、菅田将暉、犬飼貴丈、綱啓永、山下幸輝ら、錚々たるイケメンスターを輩出してきたトは男性。ところが女性からのリアクションも大きかった。館内の映像を熱心に観たり、メンズフロアを訪れてムを購入したりする女性客が続出。男性向けのキャンペーンが、はからずも〝推し活〟の女性ファンを動かす形となったのだ。 「そうした動きを受け、ルミネエスト新宿の中でも、男性タレントを起用して女性客に働きかけようという気運が生まれたようです。そこで11月に始まるキャンペーンでは、女性ものを中心に取り上げることになりました。春のを見て、訴求ポイントを少し変えたのです。そうしたクライアントからの希望に沿う人選として、弊社よりさせていただきました」(藤野氏)ホリデーシーズンにあたる11〜12月のキャンペーンは、「THERAMPAGEのボーカル3人が、クリスマJO1が着用したアイテJO1起THERAMPAGEを提案スに贈りたいモノ、もらったら嬉しいモノ」というテーマで、ブランドを限定せず、女性ものを中心にアクセサリーやファッション雑貨をフィーチャーする形をとった。館内では等身大パネルやメッセージボードなど様々な展示がなされたほか、ビル壁面には巨大広告が掲示された。目論見通りTHERAMP 客が大勢訪れ、キャンペーンは大盛況に終わった。館内の展示も〝推し活〟を意識したものにしていたので、等身大パネルには記念撮影をするお客さんが列をなし、メッセージボードはメンバーに宛てたメッセージを書き込んだ付箋で埋め尽くされた。メンバーのサイン入りチェキのプレゼントにも、応募が殺到したという。館全体の売り上げ的にも、キャンペーンは大成功だったようだ。〝推し活〟パワーを強く認 1988年にスタートしJUNON』が用したタイアップキャンペーンを検討している。同コンテストは、今年で37回目を迎える。毎年、全国から1万数千人の応募者を集める一大イベントで、日本の〝推し活〟カルチャーの中核を担う存在と言っていいだろう。 「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」は、毎年各賞を決定する最終選考会を開催。また年間を通じ、コンテスト当日に向けた様様なフェーズがセットされている。ルミネエスト新宿の外壁に掲げられたsmart×LUMINE EST SHINJUKU meets THE RAMPAGEの大型広告sweetデスク藤野結香氏宝島社広告局CASE③11月、グランプリをはじめ37回目を迎える、出版社主催の主婦と生活社

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