ページのUUの足し上げ、デイリーUUの足し上げではなく、「期間中にタイアップを訪問したUU数」と定めた。 「効果が可視化されれば、PDCAを回しやすくなります。効果が見えるということは、改善点も見えやすくなることでもあります。そうなれば、雑誌メディアと広告主の関係はより深くなり、長期的な連携もしやすくなるはずです」 すでに、2024年11月から順次、統一レポートに 「前述の通り、媒体によって記事広告のページ数は異なります。しかし『1ページ目PV』であれば、横並びで項目を評価することが可能になります。また、それぞれの項目についても、媒体ごとに計測の仕方が違っていては正確性が損なわれてしまうため、項目ごとの測定法も定義しました」 たとえば、CTR(クリック数/UU数)や読了率(読了数/UU数)にも関連する、UU数の計測に関しては重複しないよう、各用しており、熱量の高い読者=フォロワー層を抱える。昨今SNSユーザーのリテラシーが高まる中、SNS上の広告はノイズと捉えられやすい傾向にあり、ユーザーに受け入れられるためには、コンテンツの質や情報発信元の信頼性の高さが重要になっている。 「そうした背景もあり、雑誌の公式アカウントからタイアップ投稿として発信する『SNSマガジン』という広告メニューに、関心を寄せてくださる広告主の方が増えています」 SNSマガジンとは、雑誌のようなクリエイティブで制作されたカルーセル形式のタイアップ投稿のこと。出版社の編集力を活かした質の高いクリエイティブを、ユーザーに信頼される出版社アカウントで発信できるのが特徴だ。 「雑誌の世界観が踏襲された画像とテキストをミニ特集風に仕立てて、InstagramやX(旧Twitter)に雑誌メディアのアカウントからカルーセル投稿します。ここには、2つのメリットがあります。1つは、玉石混淆のコンテンツが行き交うSNSにおいて、出版社の持つ高い編集力によるコンテンツは、魅力的で理解しやすいという点です。もう1つは、出版社アカウントはユーザーから信頼できる情報源として認知されていることです。そのアカウントから情報を発信することで、膨大な投稿のなかでも読み飛ばされず、目を留めてもらいやすくなる傾向にあります」ても取り上げていただきました。統一レポートの認知、利用が今後拡大していくことで、デジタルタイアップ広告市場拡大の足掛かりになればと願っています」電通出版ビジネス・プロデュース局 デジタルコンテンツプランニング部 プランナー 平林真果氏2023年のインターネット広告媒体費の広告種別×取引手法別構成比。タイアップ広告を含む、『その他のインターネット広告』は3%以下に留まる参照:2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析 https://dentsu-ho.com/articles/88822つのメリットを生む、出版社アカウント活用JAA、JIAAとも連携し、啓発活動を展開よる提出が始まっている。 「本プロジェクトは、日本アドバタイザーズ協会(JAA)様とも連携しており、広告主様への啓発活動も展開中です。さらに日本インタラクティブ広告協会(JIAA)様のセミナーにおい デジタルタイアップ領域といえば、昨今の注目は、SNSマーケティングだろう。雑誌ブランドのチカラは、そこでも遺憾なく発揮されている。 「SNSを活用したマーケティングの魅力は、多様な目的に合わせた活用ができる点です。ポイントは、認知獲得、興味喚起・理解促進、購買と、ゴールによってコンテンツの形を最適化することです。そのなかで出版社の持つコンテンツ制作力とSNSの親和性が高いことがわかってきています」と、電通出版ビジネス・プロデュース局デジタルコンテンツプランニング部プランナー平林真果氏は説明する。 雑誌メディアは各媒体、公式SNSアカウントを運CASE3SNSでも効果を発揮する、雑誌のブランド力SNSマガジン□SNSマガジンの広告効果□インターネット広告媒体費の広告種別×取引手法別構成比745(3.0%)815(3.0%)5
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