雑誌広告2026_04
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進化している読者活用の広告メニュー読者は出版メディアの宝文/小山田裕哉 撮影/村田克己* * *――本日はよろしくお願いします。今回のテーマは「読者コミュニティ」ですが、そもそも「読者」というお客様を広告のメニューにしている雑誌というビジネスは、他のメディアにはない珍しいものであり、同時に強みでもあると考えています。そんな雑誌メディアならではの読者コミュニティの価値について、各社の取り組みを伺っていければと思います。まずは皆さんの読者組織の概要を教えてください。丸田健介(講談社) 弊社では2022年6月、『ViVi』や『VOCE』など雑誌の編集部や広告営業の組織を横断する形で「メディア・コミュニティ・ラボ(MCL)」というサービスを立ち上げました。以前は「この媒体で宣伝をしたい」といったメディア指名の相談が主でしたが、近年はまず企業の課題をヒアリングし、「その課題なら、このメディアの、こういう読者層と組みましょう」とマーケットイターズ」という現役大学生のみで構成された155人の組織です。人数が少ないのには理由があって、これは誰でも登録できるわけではなく、毎年募集を行い、作文と写真による審査を経て選ばれるからです。大学卒業と同時に組織からも卒業となるのが特徴です。大学生は数カ月単位で好きなものやトレンドが変わるため、日々の彼女たちのブログ発信からリアルな関心事を拾い上げたり、誌面作りのためのアンケートに協力してもらったりしています。原さやか(光文社) 光文社では伝統的にコンテンツ作りのための読者調査(ドクチョー)を行ってきたのですが、それはあくまで各媒体の編集部に紐づいたものであり、『CLASSY.』や『V ERY』など各媒体の特性に合わせた約8万8000人(3/31現在)の読者データの蓄積があります。それを企業に向けたインサイト調査やPRの窓口として機能させていきたい。そこで昨年10月に「光文社ドクチョー総研」が社内横断型組織として立ち上がりました。 高感度な女性読者が集まってきた光文社の歴史と強ンの視点でサービスを提案する。そのための社内横断型組織となっています。岩井直一(オレンジページ) 私たちは「オレンジページメンバーズ」という読者組織を運営しており、現在の会員数は約6万5000人。料理やマネー、美容など、テーマによって反応してくださる層は変わります。アンケートなどを通じて属性を把握し、調査テーマに合わせてお声がけをするかたちです。アクティブに動いてくださる方は1000人規模といったところです。40代〜50代の主婦層が中心で、食や暮らしへの関心が高いのが特徴です。 主にアンケート調査や商品開発にご協力いただいていますが、例えば「冷蔵庫の中の調味料を見せてください」とお願いすると、何十本も並べた写真を送ってくださるなど、非常に熱量が高く、赤裸々でリアルな声を提供してくれるとてもありがたい存在です。中込直子(集英社) 私たち『non-no』がメインで抱えているのは「大学生エディメディアが多様化する中、雑誌が抱える「読者コミュニティ」の存在感が高まっている。ファンクラブとも、オンラインサロンとも違う、「読者の組織」では、オーソドックスな市場調査からは見えにくい「生活者のリアルな声やインサイト」を拾い上げることができるからだ。なぜ、それが可能なのか。それぞれ異なる読者層を抱える5社の担当者が集まり、その潜在的な力から活用法、そして課題まで語り合った。経営戦略室岩井直一氏オレンジページメンバーズオレンジページ1985年の創刊時から受け継がれる読者組織。雑誌『オレンジページ』のファンであり、同誌が扱う「食」や「暮らし」への探究心が強い読者が集まっている。会員数は約6.5万人。日々の悩み事から家計簿の中身まで、一般的な生活者のリアルな声が集まっている。3

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